「フコイダン」とは?

免疫力を高めるものとして、海藻類に含まれる「フコイダン」という成分が、最近特に注目されています。

その理由は、「フコイダン」にNK細胞の活性化作用があることが最近の研究でわかってきたからです。

海藻類に特有のネバネバに含まれる成分「フコイダン」は高分子の多糖類で、食物繊維の一種です。

多糖類の「フコイダン」は、糖がたくさんつながった構造をしており、その糖の一部に免疫の活性化に重要な 硫酸基が結合しています。

原料となる海藻によってその構造や硫酸基の量などが異なり、中でもガゴメ昆布の「フコイダン」は他の海藻に比べて硫酸基が非常に多いことが分かっています。

 

ガンと免疫について ~発症リスクを下げるには?~

ガン細胞は、正常な細胞の遺伝子が傷つき、分裂や増殖のコントロールが失われた細胞です。
実は、健康な状態でも毎日数千個のガン細胞が発生しているといわれていますが、「免疫」の働きによってガンの発症や増大を未然に防いでいます。
ガンに対抗する際に、特に重要な働きをしている免疫細胞が、NK細胞とキラーT細胞です。
NK細胞は、常に全身を回ってパトロールし、日々発生するガン細胞を見つけると、すぐに攻撃して殺します。
早期にガンの芽を摘むことで、腫瘍形成を防いでくれるのです。
しかし、NK細胞の攻撃をかいくぐって増殖を始めるガン細胞もいます。そこで次に活躍するのがキラーT細胞です。
キラーT細胞はガン細胞の特徴を覚えたうえで、集中的にそのガンを攻撃します。
このように、免疫細胞は、常に連携しあいながら、チームで戦っています。

タカラバイオ(ナチュラルキラー)

 

ガンに対する攻撃力を高めるには?

免疫細胞が、ガンに対する攻撃力を強めるために重要なのが、サイトカインと呼ばれるタンパク質です。免疫細胞は、様々なサイトカインを使って相互に情報伝達しながら、ガンと戦っています。
例えば、インターフェロンガンマ(IFN-γ)はNK細胞の増殖を促進したり、NK細胞の攻撃力を高める作用があります。また、インターロイキン2(IL-2) は、キラーT細胞の誘導や増殖に必須で免疫系を広く活性化することが知られています。

タカラバイオ(サイトカイン)

 

ガゴメ昆布フコイダンの抗ガンメカニズム

タカラバイオ(抗ガンメカニズム)

タカラバイオ(抗ガンメカニズム2)

タカラバイオ(抗ガンメカニズム3)

タカラバイオ(抗ガンメカニズム4)

 

 

では どんな「フコイダン」を選べばよいのか?

(1)分子構造による違い(高分子と低分子)

ガン細胞を移植したマウスに高分子のままのガゴメ昆布フコイダンと、低分子化したガゴメ昆布フコイダンを同量飼料に混ぜて与えた結果、高分子のままのフコイダンの方が、低分子化したフコイダンよりも強い抗ガン作用を示しました。

タカラバイオ(フコイダン高分子)img_11

腸管免疫活性化のしくみ

食物や微生物などと常に接している腸管は最大の免疫臓器であり、生体の60~70%の免疫細胞が集まっているといわれています。

ガゴメ昆布「フコイダン」は、高分子のまま腸管の免疫細胞に働きかけて、全身の免疫力を高めます。

パイエル板は小腸にあるリンパ球が集合した免疫組織で、腸管の免疫、ひいては全身の免疫を活性化する際に重要な役割を果たしていることから、近年注目されている全身免疫システムの組織です。

免疫力を高めるガゴメ昆布「フコイダン」の摂取により免疫細胞が、活性化され、全身を守る力が高まるのです。

タカラバイオ(腸管免疫)

(2)海藻による違い

フコイダンは海藻に含まれる糖類で食物繊維の一種です。一口にフコイダンと言っても、多糖を構成する成分や構造は、由来となる海藻によって少しずつ異なります。
そのため、抗ガン作用や免疫力を高める作用も海藻によって変わってきます。
そこで、海藻による比較実験を行いました。
ガン細胞を移植したマウスに様々な海藻由来のフコイダンを同量飼料に混ぜて与えた結果、ガゴメ昆布由来のフコイダンが最も強い抗ガン作用を示しました。

img_13  フコイダン 海藻別効果

 

 

ヒト試験で解明!ガゴメ昆布「フコイダン」がガン免疫に重要なサイトカイン生産力を高める

タカラバイオと京都府立医科大学との共同研究で、ヒト試験を行いました。
免疫機能が低めの高年齢者55~74歳にガゴメ昆布フコイダン(1日当たり200mg)、または、プラセボ※を28日間摂取して頂き、摂取前後に採血を行いました。そして、血中の免疫細胞を分離し刺激して、免疫機能(サイトカイン産生能)を評価しました。
なお、試験期間は気候ストレスのかかる2013年7~8月の夏季に行いました。
※プラセボとは、見た目が同じでフコイダンを含まない試験食です。

フコイダン ヒト実験1フコイダン ヒト実験2

 

ガゴメ昆布「フコイダン」の高齢者に対する有用性(免疫力向上とアレルギー改善作用)

タカラバイオと金沢大学大学院との共同研究でヒト試験を行いました。60~86歳の高年齢者18名(男性7名、女性11名、平均年齢69.4歳)にガゴメ昆布「フコイダン」(1日当たり50mg)と、乳酸菌を配合した食品を8週間摂取してもらい、摂取前と摂取4週後、摂取8週後に免疫機能への効果を評価しました。

ガゴメ昆布「フコイダン」の長期摂取により、全体平均ではNK活性(免疫力)の緩やかな上昇が見られ、NK活性が低めの人ではその傾向がより顕著でした。これにより、「フコイダン」配合食品の摂取によって、加齢とともに下がりがちな免疫力を高めることが確認できました。

また、アレルギーの指標である血中IgE抗体の濃度が、ガゴメ昆布「フコイダン」の長期摂取により減少しました。
このことから、「フコイダン」配合食品の摂取により、アレルギー改善作用が確認できました。

フコイダン 免疫UPフコイダン アレルギー改善作用

また、血液検査、尿検査、医師による問診において臨床上問題となる異常は全く見られず、ガゴメ昆布「フコイダン」の高い安全性が示されました。

 

ガゴメ昆布「フコイダン」との相乗効果があるものとは?

(1)乳酸菌(フェカリス菌)

ガゴメ昆布「フコイダン」と 乳酸菌(フェカリス菌)との相乗効果マウス脾臓細胞を調製し、ガゴメ昆布「フコイダン」及びフェカリス菌を添加して3日間培養しました。
その後、細胞傷害活性(NK活性)を測定したところ、ガゴメ昆布「フコイダン」とフェカリス菌との併用でNK活性の増強効果が認められました。

フコイダん+乳酸菌

(2)きのこテルペン

ガン細胞(S-180)を移植したマウスに「きのこテルペン」とガゴメ昆布「フコイダン」の単独あるいは両方を飼料に混ぜて与えた結果、「きのこテルペン」とガゴメ昆布「フコイダン」の両方を投与した場合にそれぞれ単独の場合より腫瘍体積の増加抑制がさらに強められることが明らかになっています。

※きのこテルペン:白楡木茸(しろたもぎたけ)キノコの属。ある種ブナシメジに含まれる苦味成分の一つ。一般の食用きのこにはほとんど含まれない希少な成分です。

フコイダん+キノコテルペン